在宅介護16年の闘い。

在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

隠れた障害【高次脳機能障害】のこと。

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皆さん、こんにちは。^^ 

高次脳機能障害】ってご存じですか? 

脳卒中くも膜下出血等の脳の病気や、交通事故での脳外傷が原因で起こると言われています。言語障害、注意散漫、情緒不安定、認知障害等々。 

以前の記事にも少し書きましたが、父は35年ほど前にくも膜下出血で倒れ生死を彷徨いました。長く続いた介護の根本はこの病気でした。

後遺症状は、右半の麻痺、言語障害が強く残ってしまいました。父もまだ若かったので、身体の麻痺は残るものの日常生活や仕事ができるまで回復しましたが、言語障害は現在までほぼ変わらずでした。

長年の介護生活で家族は父が何を言ってるのか、だいたいは解るようになってました。 

病気の後、父はとにかく怒りっぽくなってしまい、とにかくそれが家族にとっての大きなストレスで仕方なかったです。少しでも気に食わない事は、大声でわめいたり、床をどんどんたたいたり、物に八つ当たりするの繰り返しで。自分が悪いのか正しいのか、そんな事は関係なく、完全に感情が暴走してる状態でした。その行動も情緒不安定も入所するまでずっと続いてました。 

前の記事でギランバレー症候群で入院した話を書きましたが、その入院中に同部屋の方が脳梗塞で入院されていて、いつもお見舞いに来る奥さんに毎日のようにきつく当たっていました。

うちの父と同じやなぁ・・なんて思ってましたが、ある日先生に「○○さんが毎日怒るのは、病気のせいですよ。お薬で抑える事もできますよ。」奥さんに話してて、 

うちの父も病気の後遺症やったんや! 

と、その時ようやく理解して、自分なりに納得できました。

自分が退院して調べてみたら、すぐに高次脳機能障害にたどりつき印刷して母親に説明しました。 

父がすぐ怒ったり、いつもイライラしてるのは病気の後遺症やねん。 

だからこっちがその怒りの感情に怒りで返してしまうと、無意味な堂々巡りになるから。

そう思うと、今までとは受け止め方が違ってきたというか、今まで通り大声で怒鳴ったり、暴れたりしても、「そうそう病気やし仕方ないな・・」って。

いつもいつもそんな冷静にはなれず、こっちも感情的になって怒鳴り合う事もしょっちゅうありましたけどね!

高次脳機能障害は、見えない障害・隠れた障害。 

と言われていて、家族や周りの人がしっかり理解してないと日常生活で問題が起きます。受け止める側のストレスが甚大です。

とは言え、まあ大変な日々の16年間でした。父の唯一の楽しみがケーブルテレビを見る事で、朝から晩までずーっと見てました。ケーブルテレビのリモコンってボタンがめちゃくちゃ多くて、変なとこ押すと元に戻せなくなったりして狂ったように怒ってました。。あとリモコン電池が切れた時も同じくで、噛みついてリモコンばらばらにした事も何回かありました。その度にケーブルTVの会社に連絡して新しい物と交換してもらいました。今は施設では部屋にはテレビも無いので、暇やろうなぁ・・と思いますが。車椅子で大部屋に行った時に他の入所者さんと一緒に見てるぐらいだと思います。 

 

ケーブルテレビ闘争も、今では懐かしい思い出でになりました。 

 

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