在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

介護施設【尋常性乾癬の軟膏が高価過ぎて使用不可に!】

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皆さん、こんにちは。^^

「尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)と言う皮膚病をご存じですか?」

父は40代のまだまだ元気な頃から、この病気を患ってました。

なかなか綺麗に治らずに、皮膚科を転々と周りいろいろ診てもらってましたが、

尋常性乾癬は一生治りません。

と、どこの皮膚科の先生に診てもらってもあっさり言われてました。

【病気の症状は?】

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症状は個人差はありますが、父の場合はほぼ全身に症状があり赤い湿疹ができて、その部分の皮膚の代謝が異常な速さで進み”かさぶた”状になってボロボロ剥がれ落ちます。

飲み薬と塗り薬を併用して使ってましたが、季節や体調によって良くなる事も悪くなる事もありました。

幸いこの病気は人に移らない皮膚病なので良かったです。

もし伝染性の皮膚疾患なら、今の施設に入所できてなかったので。

【今までの軟膏が使用不可になる】

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日曜日にいつものように父の施設に行ったところ、看護師さんからお話があるとの事でした。

「現在使用している、尋常性乾癬の軟膏の薬価が高過ぎるので施設で用意する事ができない。」

と言われました。

◎老健での薬の処方は施設側が10割負担!

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老健では基本的に施設全額負担でお薬を出してくれます、これは利用者側にとってはとても助かる制度です。

ですが、父の皮膚病の薬は特殊らしく施設では同じ物が出せないと言われてました。

とりあえず、入所時にうちにあるストック分全部を渡しておいたんですが、それが切れたので同成分の軟膏を使うと連絡がありました。

しばらくしてまた連絡があり、その軟膏が身体に合わず症状がやや悪化傾向になってしまってると相談がありました。

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◎これまでの軟膏を皮膚科に貰いに行く!

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今までお世話になっていた皮膚科に行きいつもの軟膏を貰ってきました。

薬の代金請求は全部老健に行くので、うちの負担はありませんでした。

➡ ポイント!

施設が薬を買う時は保健が効かないので10割負担になるそうです!

父の軟膏はチューブなんと1つで¥6000超(10割負担)らしく!?

先日5本もらってきたので、それだけで¥30000超になってしまいました。。

施設の担当の方からすぐに連絡があり、「もうお薬はもらってこないで下さい!」との事でした。

うちが皮膚科でこの薬を貰う時は薬局で他の薬を合わせても保険で¥1500ぐらいだったので、まさかこんな高価だと知りませんでした。

◎薬(軟膏)の継続利用が厳しい!

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軟膏の使用ペースからして、これから長期入所となると施設では負担が厳しいと言われました。

代替の軟膏ですらやっぱり高額なので、その代替軟膏をワセリンで薄めて塗って様子を見るという事でお願いしてきました。

ワセリンだけの日もありますって言ってました。

「他に選択肢も無いし、どうする事もできません。」

このまま入所も継続させてもらいたいし、皮膚疾患の治療が目的で施設に入ってるわけではないので諦めるとこは諦めるしかないですね。

「お風呂の際に念入りに身体を洗ったり、服もお風呂以外の日でも交換してできるだけ清潔に保つように努力させて頂きますと。」

と言って頂いてるので、それ以上の事はお願い出来ないかなと思います。

父の皮膚疾患が治る事はないけれど、症状がひどくならない事を祈るだけです・・

【あとがき】

老健や特養に入所される場合、今まで使っていた薬が特殊だったり高価な薬な場合は、入所後に継続使用が難しくなるかもしれません。

入所を検討される際に、入所後の薬事情も予め調べておいた方が良いと思います。

高齢者の場合、薬が変わってしまうと体調や効能が変わってしまう事を多いようなので心配ですね。

今回の記事が少しでもお役に立てればと思います。^^

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