在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

介護施設月額利用料【在宅介護と施設入所の月額負担比較!】

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皆さん、こんにちは。^^

以前の記事に、

父の老健での1ヵ月の費用が約5万ぐらいです。」

だと書きました。  

【在宅介護の月額費用は、どれぐらいだったのか?】

今までの在宅介護で1ヵ月に、だいたいどのぐらいの費用がかかってたのか?

介護保険サービス分は、変動はあるもののある程度把握してました。

ですが日々の介護に必要な消耗品や食費・光熱費までは細かく考えた事なかったです。

WEBでの在宅介護の平均的な月額は5万円とされてますが、あくまで平均値です。

それぞれの家庭の負担度合いで、必要な物も変わります。

【うちの場合、おおよその目安です】

◎介護サービス利用分 ➡ 約¥25000ぐらい

  • デイサービス ➡ ¥17000          
  • 通所リハビリサービス(週1回) ➡ ¥1500
  • 車椅子、電動昇降椅子のレンタル ➡ ¥1500  
  • ショートステイ1泊2日(月1回) ➡ ¥5000

◎それ以外の実費分 ➡ 約¥15000~

  • トイレ関係の消耗品 
  • 洗濯洗剤類、消毒用品
  • 内科、皮膚科の薬代、目薬、市販薬
  • 訪問歯科の診療費
  • 食費
  • 光熱費(電気、ガス、灯油)
  • その他日用消耗品、雑費等

合計で約4万ぐらいだったと思いますが、その月々によって消耗品の使用頻度は変動してました。 

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なんせトイレ関係の消耗品が多かったです!

  • ポータブルトイレ使用時に、トイレットペーパーを大量に使う
  • お尻拭きシート
  • 部屋の消臭剤
  • ポータブルトイレのバケツに入れる専用消臭剤
  • ファブリーズ(消臭スプレー)
  • ポータブルトイレ周辺のマット類や動線の床の敷物
  • その他消耗品いろいろ
  • 古新聞紙や古着も取っておいてトイレ掃除等に使ってました

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【紙おむつは市から無料支給されてました】

紙おむつは、要介護度や市民税非課税等の基準を満たす世帯は月額¥8000分まで現物支給されてました。

この制度は、本当に助かりました。 

◎光熱費を入れた理由

父は特に冬場になると、くも膜下出血と2度の脳梗塞の後遺症で身体の麻痺もあり異常に寒がりました。

冬の間はホットカーペットは24時間点けっぱなしです。(サーモスタットで何時間かで自動に切れますが、その都度電源を入れます。)

ガスファンヒーターも起きてる間は点けっぱなしでした。それでも足りない時は石油ストーブも併て使ってました。

あとテレビもほぼ半日以上はつけたままです、父が起きて見てようが、座ったまま寝てようが。なので父が入所してから光熱費が2割以上下がりました。

在宅介護を始めようとする時に【初期費用】がすごくかかると聞いてましたが、バリアフリーにしたり、手すりや設備を導入したり・・。

けれど、うちにはそれがなかったです。というかそんな経済的余裕もなかったですし、店舗兼住居もかなり古い賃貸物件なので、バリアフリーどころかそこら辺段差だらけです。

玄関や父が車椅子乗る場所は傾斜してましたし。最低限の手すりや段差解消は、大家さんに許可をもらってDIYで何とか自作して作ってました。 

 【まとめ】 

うちは在宅介護をしていた頃の方が費用面では安かったように思います

だからと言って在宅介護にもやっぱり限界があると思います。その限界がそれぞれの家庭で当然違いますが、うちは16年~17年目が何もかも限界でした。

そのタイミングで施設が見つかり入所出来て本当に助かりました。

  • 【在宅】か【施設】かを選択するのは、費用面だけが重要じゃないと思います。
  • 世帯収入により、施設の入所費用は変わってきます。 
  • 在宅介護をしていると目に見えにくい出費だったり、細々した雑費が積み重なって大きな負担になります。 

「在宅介護は実際に経験しないと解らない事が多く、本当に大変な日々が続きます。想像していた苦労を遥かに超えてきます。施設への入所検討も間違った選択では無いと思います、情報収集等の準備は少しでも早いうちにしておく事をお勧めします。」

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