在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

クリーニング【親子代々、洗濯物を出してくれてます!】感謝。

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皆さん、こんにちは。^^

「親子代々でクリーニングを出して下さるお客様の世帯があります!」

先日の、お客様の名前を覚えるコツ!の記事にも少し書いてます。

【親子二代編】

先日の午前中、若いママさんがスーツをクリーニングに持って来てくれました。マスクをされてましたが、雰囲気と顔の見えてる部分ですぐに誰だかが解りました。
たぶん3回目ぐらいの来店だと思います。

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最初はご主人が1人でクリーニングを持ってこられて、引き取りを若いママさんが取りに来られました。その次はベビーカーに赤ちゃんを乗せて、若いママさんとお母様と来られました。そのお母様が以前からシーズン事にうちクリーニングを出して下さる方でした!

娘さんに「大事な洋服のクリーニングはこの店が良いよ。」と紹介して下さいました!なんとも嬉しい事ですね、ありがとうございます。^^
その事もあって名前もちゃんと覚えていたので、

「以前にも出して頂いた〇〇さんですね?」

と伺うと、嬉しそうな顔をされてました。

「数回しか来て無いのに、名前覚えてくれてるんですね。」

と言って喜んでくれました。

自分の中では、シーズン事に出して頂く〇〇さんの娘さんで覚えていたので。

ご両親がお子さん達が大人になって家庭を持った頃に、うちの店を紹介してくれるケースはとても嬉しいですね。

いつも完璧ではないので、お名前を忘れる事も当然あります。。他のお客様と間違えて名前を言ってしまう事もあります!?

失敗から学ぶ事はまだまだあります。笑

【親子三代編】

昨年、お世話になっていた高齢(おばあちゃん)のお客様が亡くなられました。お歳は90代の後半だったそうです。後から年齢を聞いてビックリしました!?

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そのお客様は、父が岡山の田舎から大阪にクリーニングの見習いとして出て来た十代の頃からお世話になっているといつも聞いてました。

自分が今の仕事を始めた17~8年前は、父が若い10~20代の頃から知っていると言う古いお客様が何件もありました。今ではほんの数件残ってるぐらいです。

そのおばあちゃんの娘さんは近くに住んでなかったので、仕事を出して頂く事はほとんどなかったんですが、お孫さんがご結婚をされて近くに引っ越して来られました。

おばあちゃんが亡くなられる少し前に、そのお孫さんがうちにクリーニングを持ってきてくれました。出して頂いた品物は30年ぐらい前に、おばあちゃんに買ってもらったファミリアの産着でした。

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それを自分の子供(おばあちゃんからすると”ひ孫”)”に着せてるところを、入院してるおばあちゃんに見せたいという事でした。

けれど30年程前の産着は、洗濯してしまってあったとは言え・・元は白なんですけど全体的にスゴイ黄ばみと湿気等で出来たシミやカビ、変色もあって処分しようか迷ってたそうです。

それを入院中のおばあちゃんに相談したところ、「1回〇〇クリーニング(うちの店)に聞いてみなさい。」と言って頂いたそうです。

かなり厳しい汚れだったので、実際の所はやってみないと解らない事を伝えました。

結果全体的な漂白と時間をかけて染み抜きを何度か繰り返して真っ白になりました!(手前味噌ですみません。笑)

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仕上がった翌日に配達して、すごく喜んで頂いたのと綺麗になると思ってなかったのでビックリされてました。少し料金は高くなってしまいましたが、喜んで頂けて良かったです。

「普段のクリーニングはあまり出す事がないけれど、また困った時はお願いします。」と言ってもらい、それで十分すぎるぐらいの言葉でした。

後日、お届けした産着を着た赤ちゃんとおばあちゃんの2ショット写真をスマホで撮って店まで見せにきてくれました!おばあちゃんは、もう身体が全く動かない状態だったそうです。しばらくして、おばあちゃんが亡くなられた時も、わざわざ店まで来て知らせてくれました。

その後、おばあちゃんの別のお孫さんもうちにクリーニングを持って来て頂きました、良いご縁は繋がるものです。^^

【あとがき】

今のクリーニング店は、自分で3代目なんです。2代目が父で、初代は叔父さんにあたる方です。

自分が仕事を継いで始めた頃には、すでに父の頃からのお客様が居たのでありがたかったです。当時はそのありがたみは解りませんでしたが、今は良く解ります。

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「今の店は残念ながら自分の代で終わる事になります。いつかそのお知らせをお客様にする日が来る事を、今から考えています。経営が行き詰まって閉店するのか?どこかのクリーニング店に勤めるのか?転職するのか?は解りませんが、出来る限りは店を続けて今までお世話になって来たお客様に恩返しができればと思います。残りの人生を日々大切に過ごしながら。」

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