在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

クリーニング【梅雨時期の救世主、乾燥機で失敗しない方法!】

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皆さん、こんにちは。^^

梅雨の時期だとはいえ、全国的に毎日雨がこんなに続く事は珍しいですね。。

「一度は経験した事がありませんか?洗濯物を乾燥機にかけて縮んでしまった事!」

今のような梅雨の時期や、寒い冬の季節だと洗濯物が中々乾きませんよね。

そんな時に役に立つのが乾燥機です!

ご家庭にも乾燥機付き洗濯機が普及してますが、梅雨時期だと量も増えますしコインランドリーの乾燥機を利用される方も多いと思います。

けれど乾燥機を使うにあたっては、最低限の知識衣類を痛めたり縮めたりしないようにコツを知っておく必要があります。

【タンブラー乾燥って何?】

衣類を機械で温度を上げて回転させながら熱風で乾燥させる乾燥法の事を言います。

通常の乾燥機で衣類を乾かす=タンブラー乾燥と言う事になります。

◎メリット

温度の高い熱風を回転させながら直接洗濯物に当てる為、普通に干すよりも断然早く洗濯物を乾かす事ができます!

◎デメリット

温度の高い風が直接衣類に当たる為に、素材によってはダメージを受けてしまう事があります。特にデリケートな衣類は、使用温度・運転時間の注意が必要です!

【洗濯表示で乾燥機が使えるか確認する】

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  • 左:80度の高温での乾燥が可能。
  • 中:60度以下での乾燥が可能。
  • 右:タンブラー乾燥(乾燥機使用)は禁止!

実務的に、80度前後で使う事などまず無いです。うちの店で乾燥機を使う場合は60度以下、50度前後で使用する事が多いです。季節によっては気温の影響等で設定温度より上がってしまう事もあるので、温度管理には注意が必要です。

  • タンブラー乾燥は避けて下さい。
  • DO NOT TUMBLE DRY。

と表記されてる場合もありますので、確認して下さいね。

※今までのクリーニング屋の経験として、ほとんどの衣類に「タンブラー乾燥は避けて下さい。」と記載されてるように思います。メーカー側が衣類のトラブル防止、クレーム等の対策だと思います。

店側の経験や判断で乾燥機の使用を決める事がとても大事になってきます。

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【乾燥機の使用によるダメージ!

  • 衣類が縮んでしまう。
  • 衣類が型崩れしてしまう。
  • プリントや装飾等が傷んでしまう。
  • 着心地や風合いが損なわれてしまう。

◎ご家庭で多いトラブルは縮んでしまうケースでしょうか?

特に綿100%のTシャツやトレーナー類は、乾燥機で一気に乾かしてしまうと縮んで着れなくなってしまう事もありますね。。

プリント類の塗料が熱で溶けてしまって、他の衣類に着いてしまったり。

【乾燥機を使用しても平気な物!】

  • 消耗品 ➡ タオルやシーツなので寝具類、部屋着や下着類や靴下など。サイズが多少変わっても使用に問題ない物は大丈夫だと思います。※デリケートな下着の場合は注意が必要です。
  • 普段着 ➡ 外で着ないような部屋着なども、多少サイズ変化があったり風合いや着心地が変わっても大丈夫かなと思います。

【乾燥機を使わない方が良い物!】

  • デリケート繊維類 ➡ ウールやシルクなど繊維、熱に弱い化学繊維なども避けた方が良いでしょう。
  • ニット類 ➡ 素材を問わず目地の荒いものは、熱の影響で目地の隙間が詰まって全体的に縮んでしまう事があります。
  • 刺繍やプリント類 ➡ プリント部分は熱に弱い為に剥がれて他の衣類に着く恐れがあります。刺繍は糸が切れてしまったり、局所的に縮んでしまったりします。

これらの衣類は、乾燥機をかけずに自然乾燥する事をお勧めします。

【乾燥機を上手に使うコツ!】

乾燥機を使用出来る衣類が少ない!デメリットが多い!と思われるかもしれませんが、上手に利用すれば、便利な機械だと思います。

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◎乾き易いものと、そうでない物を分別する

すぐに乾くような薄手の化繊衣類と厚手のバスタオルを一緒に入れたりすると、化繊衣類はとっくに乾いているのに生乾きのバスタオルのせいで全体的に湿った状態になります。

ひと手間ですが、乾燥機に入れる前に分別してやると効率が良くなりますし、衣類へのダメージも減らす事ができます。

◎乾燥時間を短目に設定する

衣類を完全に乾かしてしまうのではなくて、生乾きぐらいの状態で取り出して干す方法です。これだけでも、濡れた状態で干すよりは断然早く乾きますし、衣類へのダメージも減らせる事ができます。

※機械によってはコースの途中で取り出せない場合もあると思います。

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【大事な衣類は、自然乾燥!】

やっぱり、お気に入りの洋服や大事な物は風通しの良い日陰で自然乾燥をお勧めします。干す時は、ちゃんと形を整えて手でパンパン叩いて軽くシワを伸ばしたりすると乾いた後に割と綺麗になってます。最後に軽くアイロンかけがお勧め。

※画像は直射日光ですが、この画像好きなので。笑

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【うちの店の業務的な乾燥方法】

うちの店の場合は乾燥可能な衣類に関しても、極力ダメージを避ける為に比較的低温(50度前後)で乾燥させて途中で取り出します。その後は扇風機を当てて時間をかけてしっかりと乾燥させています。

とくにカシミアやシルクなどのデリケートな物乾燥機を使わずに自然乾燥させてます。その際は季節によっても完全に乾燥させきるまで日数がかかる事になります。

大手チェーン店を非難するわけではないですが、ドライクリーニングに関して「朝出して夕方できる!」これには、いろいろ矛盾を感じるんですね。。

  • そんなに早く仕上げて、デリケートな衣類は大丈夫?
  • 本当にドライクリーニング溶剤は、しっかり乾燥・除去されている?

もちろん、技術や経験等・企業努力できちんとされてる所がほとんどだとは思いますが。。

もし何か変な匂いが残ってたり、気になる点があれば出したお店にすぐ相談して下さいね。

◎以前に紹介した家庭でのダウンジャケットの洗い方も載せておきます。 

【まとめ】

  • 乾燥機を使う場合は、縮みや痛みが起きても影響の少ないタオル、寝具類、普段着等なら大丈夫。
  • デリケートな衣類、プリントや装飾のある衣類、お気に入りの服は、乾燥機使用を避けた方が無難です。 
  • 必ず洗濯表示は確認して下さいね!

 

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