皆さん、こんにちは。^^
「ご自宅で、カーペットやラグマットを洗う際には注意が必要です!」
最近は、イケアやニトリ、ホームセンター等で家庭で洗えるタイプの薄手のカーペットや小さ目のラグが売られてますね。
家庭用の洗濯機も大型化・高機能化されてきてますし、ネットでも洗濯方法が紹介されてたりでご自宅洗いされる方も多いようです。
【まずは基本的なチェック!】
- まずは洗濯表示をチェックして、水洗いが可能か確認します。
洗濯表示ラベルの、このマークが✖でない場合は水洗い可能という事です。
- 数字は水温を示しています。(40度を限度、30度を限度など)
- マーク下のアンダーラインは、デリケート洗いの目安です。無しの場合は通常洗い、1本はデリケートに洗う、2本の場合はよりデリケートに洗う。
- 手のマークは、洗濯機などを使わずに手洗いで洗う。
- ✖マークの物は、水洗い出来ません。
【洗濯表示が全部✖の物がある!】
あまり見かけた事がないかもしれませんが、洗濯物表示タグには全部のマークに✖印が付いてものがあります。
「すなわち、これは洗濯等をする事ができません。」と言う事です。
洋服にも、多種類の素材が組み合わされたものや、皮革や毛皮が生地と一緒に使用されてる衣類、度が過ぎるほどのデリケートな衣類などは、クリーニング不可の表示があります。
カーペットやラグの中にも、洗濯・クリーニング出来ない物があるので購入の際には確認するようにして下さいね。
※素材や作りによっては特殊な洗濯方法で、洗える場合もあります。
【自宅でカーペットやラグを洗う際の注意!】
◎大きさ(帖数)に注意!
洗濯機にギリギリ入るような大きさなら、それは✖です。
余裕をもって洗濯物が回らないと綺麗になりませんし、脱水の際に水を含んだ重みで機械が傷む原因になります。
仕事上の経験からですが、家庭用の8~10キロぐらいの洗濯機なら、せいぜい薄手の物1帖サイズが限界だと思います。
◎洗うと細かな砂のような物がでてくる問題!
実際に家庭で洗った事のある方は経験があるかもしれません、いざ洗い終わって取り出してみると・・洗濯槽の中に砂のようなものが残ってる!?
干す時に、たたいてたたいても永遠に砂のような物が出てくる。。
「何やねんコレ?」
この砂のような物の正体は、カーペットなどの生地や不織布の張り合わせに使用されてる接着剤と言われています。
以前に洋服のポリウレタン系の接着剤の劣化について記事を書きましたので、詳細はこちらをご覧下さい。
この現象が起きてると言うことは、カーペットの表地・裏地のズレが起きてる事が多いです。接着剤が剥がれてしまってるんですね。
洗う前に、カーペットを外した段階で床にこの砂のような物がでてきていたら、洗わずにそのまま処分をお勧めします。
人体に無害?と説明してるサイトもありますが・・個人的には劣化して砂状になった接着剤が無害とは思えません。
粒子も細かいですし吸い込んだらやっぱり身体には良くないと思います、ペットが居るご家庭なら口に入ったりするとやっぱり心配ですよね。
なんか床が粉っぽい、ザラザラしてきたら、カーペットの交換時かもしれません!
安価な物から、高価な物でも同じような現状は確認されています。
高い品物だったから大丈夫!という事ではないようです、それは洋服でも同じですね。
◎砂状物の発生は、避けれません
- 経年により接着剤が劣化し、砂状になった ➡ 劣化によるカーペットの寿命です、処分・交換の時期だと思います。
- 洗濯方法の失敗 ➡ 強い力を与える洗い方や、もみ洗いは接着剤の劣化を加速させると言われてます。
※個人的にですが、カーペット類がセール品で安く売られている場合は、この接着剤の経年劣化も考慮されてる場合もあるんじゃないかと思っています。衣類でも同じような事が言えるので。
新品未使用だとしても、接着剤は経年と共に劣化していくので商品価値は無くなってしまいます。
接着剤の劣化は➡製品の製造時からすでに始まっています。
- 購入してから約3年で劣化✖
- 商品が製造されてから約3年で劣化◎
- 購入した時に新品でも、何年も前に製造されてる物なら経年劣化は多少なりとも進行してると思います。
おおよその年数と言う事です、使用頻度や使用環境、温度に湿度など様々な影響を受けるので一概には言えません。早くなる事もあれば、遅くなる事も。
【まとめ】
- 家庭でカーペットやラグを洗う場合は、洗濯表示を確認して洗濯機で余裕を持って洗えるサイズまでにしておく事。無理な詰め込み洗いは禁物。
- 古くなったものは、無理に洗わないで処分・買い替えも検討する。
- カーペット類は通常の衣類とは違い、何度も洗濯等に耐えれるように作られていません。接着剤の経年劣化等も自然に起きます。
- うちにカーペットのクリーニングが出た場合は、2帖ぐらいの薄手の物なら洗えますが、それ以上の大きさのものや厚手の物はカーペット類の専門業者に外注しています。洗濯表示が全部✖の物でも、静止洗い・パウダー洗いなどの特殊な方法で洗浄可能な場合もあります。お気に入りの物なら、お近くの信頼のあるクリーニング店に相談してみて下さい。
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