在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

台風10号接近による高齢者の避難【お客様のお手伝い】

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皆さん、こんにちは。^^

「いつものご高齢のお客様より連絡があり、この週末に接近する台風10号に備えて避難するとの事でした。」

【今後の台風の進路予想】

◎今日も台風10号に関する情報は自分なりに収集していました。

  • 当初予想よりも、日に日に少しずつ西に西に逸れていってる。
  • 速度遅くなってるのか、日曜に九州に再接近と言われてましたが月曜早朝にかけてになりそうです。
  • もちろん、今回の台風の勢力を考えて週末~月曜にかけて台風対策はいつも通り万全に行います!

これらの内容も、明日明後日の台風の進行状況によっていろいろ変わると思います。

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【何でお客様は、あえて避難をするの?】

大阪を含む関西圏は、現状予測では暴風圏に入らないのに避難するの?

  • お住まいがマンションの7階で、強風の影響を受けやすいから。
  • お2人共、ご高齢なので念のための早目の行動をとりたいから。
  • 強風による揺れや音で、自分達も怖いし犬たちも怯えるから。

「台風が影響があろうがなかろうが、私達は避難します。とにかく怖いから。

なので、「荷物運びや必要な飲料・食料の買い出しをお願いしたい。」との連絡でした。

【どこに避難するの?】

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お客様はご高齢ですがご主人は現役のお医者様なので、別の場所に診療所があります。

そこはマンションの1回で建物の少し奥に入った所にある為、強風や豪雨でもほとんど音も聞こえないし揺れなども感じないそうです。

マンション7階に比べると、恐怖の体感度と安心感が全然違うそうです。

ただお泊りとなると、診療所の奥の簡易的なベッドになってしまうので、ゆっくり出来ると言うわけではありません。

テレビもありません、トイレはありますがお風呂はありません、仕事用の小さな冷蔵庫はあるそうです。

幸い先日購入したiPadがあるので、置き型のWi-Fiルーターをそこへ持ち込んで台風情報が確認出来るようにと気晴らしにYouTubeでワンコ動画を見れるようにセッティングしておきます。 

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【必要以上に台風を警戒する理由】

2年前に大阪を直撃した台風21号のトラウマがやっぱり凄いそうです。。

当時、地上のうちの店舗兼住宅でも「家が壊れるんちゃうか!」と思うぐらいの恐ろしい風が長い時間吹いてました。

マンション7階ともなると、ベランダのガラス戸を叩きつけるような強風が吹くそうです。

2年前の21号の時はその強風が長時間続いたので、台風に対する恐怖心が根強く残ってしまってるようです。

ガラス戸も結果的に長い時間の揺れや振動の影響で、コーキングやゴムパッキンが全部ダメになってしまったそうです。

あの怖い思いを2度と経験したくないそうです。

【台風報道を冷静に見て判断ができにくい】

ご高齢という事もあって、基本的な情報は全てテレビかラジオです。

これは高齢のご家族の家庭なら、だいたいそうでしょうね。

スマホにネットを駆使して、独自に情報を集めて比較検討して冷静に物事を判断できる高齢な方は少数派だと思います。

TVの台風報道番組やバラエティニュース番組の台風関連情報を、1日中見てる事になります。

そのせいで、比較映像として2年前の21号の状況や過去の衝撃映像を何度も見てしまってます

  • 過去最強レベル!
  • 最大級の警戒を!
  • ○○台風に匹敵!
  • 数十年に一度! 
  • 風速80メートル!
  • 経験した事のない大災害!
  • 怖い!怖い!怖い!

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耳に入ってくる言葉はネガティブなワードばかりになってしまってます。

もちろんメディアの流す情報が全て間違ってるとは言いませんが・・

言い方!

あおり方!

目で見て、耳で聞いた情報を整理して冷静に行動するとなると、やっぱりご高齢になると難しいんだなと実感しています。

少し電話で話しましたが、「進路が少しずつ西にそれて当初予想よりは関西圏は影響が少ないかもしれませんよ。」と話したところ、

「え!?そうなの?」と言う返事でした。

恐怖が先行してしまって、毎日テレビを見てるはずなのに日々変わる情報や大切な正しい情報が入ってこなくなってました。

それでも避難されるとの事なので、仕事の段取りをして時間を作ってお手伝いするつもりです。

【あとがき】

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今回の事で思いましが、台風による被害は物理的な被害や停電等もありますが、高齢者となると心の被害・心的ケアも大事なんだなと思いました。

うちの母親もこのお客様より少し若いぐらいですが、台風シーズンになると異常に怖がりますし、今回の台風は関西から逸れて九州方面に向かってると何度説明しても、ニュース番組の冒頭で、

「台風10号に最大級に警戒を!」

この一言で、全てリセットされて【ただ怖い。怖い怖い。】となります。

皆さんもこの時期に高齢のご家族と台風の話をされる時、【ただ正論を言うのではなく、ただ情報を伝えるのではなく】リラックスする安心させる言葉もかけてあげて下さいね。それも防災対策の1つだと思います。

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