在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

介護の闇【ヤングケアラーと言う言葉と深刻な実態!】

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皆さん、こんにちは。^^

ヤングケアラーと言う言葉を聞いた事がありますか?」

  • またカタカナの流行語?
  • 若い・・若い人がケア・・する事?

【ヤングケアラーとは?】

ヤングケアラーとは、祖父母や両親が慢性的な病気で看病が必要な場合や障害等があったり、精神的な面での問題を抱える家族の世話をしている、18歳未満の若者や子供の事を言います。

◎自分の父親の介護が始った頃は、年齢も30代で社会人として仕事をして収入もありました。それでも、本当に大変で辛い日々の暮らしでした。

若い世代の頃に、家族などを介護やケアするとなると学業と介護(家事)の両立等、精神的・社会的にかなりの負担があると思います。

”ヤングケアラー”と言う言葉は、恥ずかしながらつい最近耳にした言葉で知りませんでした。

◎先日の記事で要介護状態の手前の段階”フレイル”について取り上げましたが、介護関連の事もまだまだ知らない事が多いと思いました。 

たまたま今朝のNHKの番組でヤングケアラーの問題を取り上げていたそうです。。残念ながら番組は見れてませんが、YouTubeでもヤングケアラー問題の動画はいくつかUPされています。

この問題を記事に取り上げて、自分に何ができるのか?

恐らく何も出来る事はありません・・。

けれど、ヤングケアラーと言う言葉やその実態を紹介する事で、

「1人でも多くの人に、表に出て来にくい介護事情を知ってもらえればと思います。」

年齢や家族構成等は違えど、自分も長年家族を介護してきた人間として介護する人間の気持ちは少しは解ると思っています。

◎具体的な例

家族や親族、兄弟の誰かが重い病気や障害がある為に自宅での看護・介護・サポート的な事が必要になる場合があります。

そのケア等を、家族の大人が何かしらの事情で出来ない場合や人手が足りない場合は、未成年の子供であっても家族の看病・介護・サポートを手伝う状況が出て来ます。

  • 親や年上の兄・姉が仕事の為、祖父母の介護をするケース
  • 障害のある姉妹・兄弟の介護をするケース
  • 依存症や精神疾患の家族をケアやサポートをするケース

もちろん、家庭によって状況はいろいろだとは思います。

  • 家事全般:買い物・料理・洗濯・掃除
  • 日常的ケア:薬の補助・服の着替えや介助
  • 身の回りの手伝い:お風呂やトイレの解除
  • 話し相手や、その他の雑用

大人でも家族の看病・介護・介助・サポートをする事は容易ではありません。

それを子供世代が経験すると言う事に、なんとも言えない気持ちになります。

家族の事なので、自分で進んで介護を引き受ける子供もいるでしょうし、仕方なくやらなければならない子供が多く居るのも現実だと思います。

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◎ヤングケアラーの実態数

総務省の統計を基にして、毎日新聞が集計した数字があります。

※2020年7月の新聞より引用しています。

15歳~19歳未満のヤングケアラーの数は、全国で推計ですが約3万7000人に上ると言われてます。

そのうち約3人に1人は週4日以上介護していると結果が出ています。

14歳以下のさらに若年層は、調査対象になっていないので実態は明らかになっていませんが、潜在的に14歳以下のヤングケアラーが居る事は想像できます。

 ◎ヤングケアラーの子供達への影響

  • 学校や友達関係など、同調圧力の強い独特の子供時代のコミュニティーでは、親の面倒や介護をしてる事は話ても理解してもらえる事は難しいでしょう。
  • 家族のケア等を優先する事になれば、学業や友人関係の両立もいろいろ難しくなってくるでしょう。
  • 学校や友人達の前では皆と話しを合わせて普通に過ごし、家に帰ると相談相手も居らずにいつも介護の日常が待っている、こんな現実は本当に辛いです

◎自分が子供の頃にした体験

父がくも膜下出血で倒れたのは小学5年生の時でした、数年間は父は仕事も出来ずリハビリの状態が続きましたが、なんとか自営の仕事が出来るまでに身体は回復しました。

けれど、重度の言語障害が残ってしまった為に現在に至るまで言葉での意思疎通はできないままです。

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子供の頃は父が言葉を喋れない事を、周りには隠していました。

友人達には父が言葉を喋れない理由を説明するのが嫌でした、子供時代は悪気も無く残酷なので何でも聞いてきますから。

  • 電話で父が出た時「何を言ってるか解らない。」と言われる。
  • 身振り手振りで意思疎通をしていると「今のゼスチャーってどういう意味?」と聞かれる。
  • なんで言葉が喋れないの?どうやって会話してるの?いつから喋れないの?と何回も聞かれる。

当時の自分がヤングケアラーには該当していたのかどうかは解りません。

自分の家族が要介護状態、何かしら障害やハンディキャップがある場合、目には見えませんが子供の精神面に与える影響はとても大きいものです。 

【あとがき】

ヤングケアラーの事を知り、いろいろ調べて思いました。

  • 自分が子供の頃に父が倒れて重度の障害者になってしまったこと:自分もヤングケアラーだったのか?
  • 16年間続いた在宅介護でのこと:大人でも大変な介護を子供がするのは想像を絶する。
  • 若い世代で介護をしてる人達が3万7000人以上いること:世の中に知られていない深刻な問題がまだまだある。

ヤングケアラーの事を知ったからといって、何か行動出来る事や手助けがすぐに出来るとは思いません。

他所の家庭の介護に首をつっこむ事なんて、通常あり得ませんから。

ただ、介護しているそれぞれの家庭が身近にあったり、知り合いや親族がそうなった場合、状況を理解してあげて何か手助けができるようであれば、行動を起こせば良いかなと思います。

うちの父の在宅介護の場合、自分と母親以外で親族も姉も16年間父の介護に協力してくれた人間は誰1人居ませんでした、それが介護現場の現実です。

社会にはまだまだ知らない闇の部分がありました、勉強不足ですね

ヤングケアラーの現状を少しでも多くの方に知って頂ければと思います。

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