皆さん、こんにちは。^^
皆さんのお住まいの地域にも管轄の保健所はあるでしょうし、現在なら新型コロナに関するコールセンター的な部署が存在してるいると思います。
自分も豊中市保健所の公式Twitterをフォローしているので、日々の情報収集に役立てています。
その保健所の今日のツイートに少し残念というか・・読んで複雑な気持ちになるツイートがありました。
【豊中市保健所の公式ツイート】
【新型コロナコールセンターからのお知らせ】
— 豊中市保健所【公式】 (@toyonakame) December 7, 2020
風邪症状や発熱がみられたら、勇気をだして仕事を休みましょう。また、職場は休暇をとりやすい環境を整えましょう。
一人ひとりの行動が感染拡大防止につながります。お休みの間は、充分な休養と栄養や水分補給も忘れずに!
「風邪症状や発熱がみられたら、勇気をだして仕事を休みましょう?」
「職場は休暇を取りやすい環境を整えましょう?」
いやいやいや・・勇気を出して仕事を休む!?って。。
仕事は遊びでもなければ、クラブ活動でもないし、勇気を出して決めるもんかな?
休暇の取りやすい職場環境の会社なんて、そうそうないですよね?
もちろん解ります、現時点で大阪は国内でも有数の感染拡大エリアであって、自粛要請や飲食店の時短要請が出てるような状況です。
その中の、感染予防対策の啓発のいっかんだと言う事も理解できます。
それを解っていたとしても、
「勇気を出して仕事を休むのは無理やから!」
その勇気の先には、何が待ってるん?どんな保証があるん?
「何もないから!」
たしかに、新型コロナでないとしても高熱が出たり風邪症状がひどい場合には会社や学校を休んで当然だと思います。
けれど長引くコロナ禍で疲弊しきった経済状況を乗り切ろうと、市民は日々必死に働いて仕事をしています。
そんな中で、「風邪気味なので仕事休みます。」なんて言葉はなかなか言えないなと思いました。
大阪では、PCR検査を受けるとなるとまだまだハードルが高いです、経済的に余裕があれば自費で受けれるでしょうけど。
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【PCR検査が¥2900で受けれる!?】
先日のニュースで、東京の新橋に出来たPCR検査センターでは完全予約制で簡単に検査が受けれるそうです。
当日センターへ向かい唾液を採取して、翌日には検査結果がメール等で届きます。
施設は受付とカウンターだけの、簡素な作りだそうです。
➡ 価格¥2900(税別)!?
※医療機関の検査証明証等を発行してもらうには、また別に追加費用を支払ってオンライン診療などを受ける必要。
◎自分が陽性か陰性かを知るだけ
この検査センターは当然病院でもなければ医師も居ません。
ただ民間の検査機関によって、唾液でPCR検査をしてもらえるだけの施設です。
この検査を受けてもし陽性が出た人は、どうするんでしょうか?
- 自ら保健所に電話して「陽性でした。」と報告するのかな?
- 誰にも言わずに自宅待機するのかな?
- 陽性だと言うことを誰にも言わずに、日常生活を送るのかな?
細かいガイドラインは探しても見つかりませんでしたが、検査を受けた方には今後の手引きみたいなものが渡されるんでしょうか?
検査のみをして、後の事は知りません・・だと困りませんか?
少し調べてみると、このPCRセンターの事ではありませんが、検査のみをする他の機関についての疑問や不安な点がいくつか挙げられていました。
- 検査のみを調べる機関での結果を言われても保健所は動けません!
- 逆に陽性の結果が出た事で、かかりつけ医や最寄病院に診療を断られる!
- 単純にどうして良いかパニックなる!
安易に陽性・陰性の結果を知りたいだけでなく、その後の事までしっかりと考えてから行動した方が良さそうですね。
民間の簡易検査施設がもっともっと普及すれば公なガイドラインや認知度も高まるように思います。
◎¥2900の低コストのPCR検査と数万円のPCR検査の違いは何でしょうか・・?
◎PCR検査を拒否する人も居る
たしかに、この気持ちも解ります。
もし自分が陽性反応が出たら・・仕事が!?家族が!?普段の生活が!?と思う人も少なくないはずです。
新型コロナはほとんどの人が無症状だと言われてますし、検査してみて始めて確認される事がほとんどなようです。
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【東京都世田谷区の進める社会的検査!】
世田谷区では、高齢者施設・介護事業所等を対象としたPCR検査(社会的検査)を行っています。
◎社会的検査って何?
解り易く言うと、感染者・濃厚接触者が居ないと思われる該当施設(対象者)に定期的にPCR検査を行うことで、無症状の感染者をいち早く見つけ出すものです。
◎社会的検査の目的は?
- 施設利用者への感染を未然に防ぎ、重症化を避けること
- 感染者または感染疑いのある方に接触した可能性が高い方に対しても早期の段階で対応が出来る
- 施設内でのクラスターを未然に防ぐこと
現時点で一般的なのは、感染者が出た!濃厚接触者がでた!となってからの施設関係者全員のPCR検査となると思います。
社会的検査の場合は、定期的に検査を継続する事でいろいろなリスクを少なくする事ができます。
これは素人考えですが、世田谷区の財政事情があってこそ可能な事業なのかなと思いました。
けれど、この社会的検査が全国の高齢者介護施設・医療機関・学校関連施設にもっともっと広がれば少なくとも大規模クラスターが起きたりする事は減ると思います。
【あとがき】
自分の仕事も保健所の管轄なので、普段からお世話になっています。
今回のツイートに関しては単に個人的に思った事ですが、コロナ禍の現状で「勇気を出して仕事を休む。」と言うワードが引っかかっり取り上げました。
豊中市でも新型コロナの感染状況のお知らせも簡素化傾向にあります、市や保健所もHPやTwitter、SNS等で市民へ向けて注意や呼びかけをしてるのを頻繁に見かけます。
けれど、その呼びかけを見聞きしてるのは豊中市ネット民ですよ?
スマホも無ければネットもない情報弱者・高齢者生活環境での、豊中市における新型コロナ関連の情報はほとんどないのが現実です。
特殊詐欺の注意喚起でたまに見かける広報車で巡回して注意喚起をしたり、解り易い啓発ポスターの掲示やチラシの投函、もっともっとアナログ方式で良いので子供から高齢者まで同じ意識レベルで予防対策しないと意味がないように思います。
今日から再販されたプレミアム付き商品券を買い求める為に、郵便局には100人以上の人が密になって大行列していました。これが現実です。
この予防対策意識の差がもっともっと縮まらないと、感染拡大も収まらないのかなと思いました。
豊中市の高齢者施設・医療施設等でも社会的検査が始まれば良いなと思います。
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