皆さん、こんにちは。^^
「大阪府内でRSウイルス感染症が急増しており、5月末には過去最高の報告数で出ています!」
豊中市の保健所ニュースで、大阪府内でRSウイルス感染症の拡大に関しての注意喚起がきていました。
新型コロナの影響で、日々流れ込んでくる情報で頭いっぱいですよね?
今回は少し落ち着いて、別のウイルス感染症に目を向けてみたいと思います。
それに、新型コロナでの日常的になった感染症予防対策のおかげでインフルエンザはほぼ沈静化してると発表もされていましたよね?
それなのに、ここにきてRSウイルス感染症は拡大してきている・・なんで?
RSウイルスについて、記事にして勉強してみたいと思います。
【RSウイルスってどんなウイルス?】
RSウイルスとは、急性呼吸器感染症であるRSウイルス感染症の原因ウイルスです。
小さいな子供時期に多くみられる、急性の呼吸器感染症で保育所・幼稚園等で問題となることもあります。
高齢者の介護施設等でも集団発生する事もあるようです。
◎生涯何度も感染する?
RSウイルスは、人が生涯に渡って何度も繰り返して感染するウイルスです。
新生児にも感染して、生後1歳までに半数以上、2歳までにはほぼ100%が初感染すると言われています。
➡毎年の傾向としては、季節性のインフルエンザよりやや早く流行が始まり、夏頃からRSウイルスの流行が始まります。
感染症の法律では、RSウイルスは5類感染症に指定されています。
インフルエンザウイルスも、RSウイルスと同じく5類感染症です。
新型コロナウイルスは、現在ではこれらより3段階も高い2類感染症に分類されています。
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◎RSウイルスに感染した時の症状は?
RSウイルスにかかると、軽い風邪に似た症状ですむ場合もあれば、重症化してしまい肺炎や気管支炎にまで発展してしまうケースもあります。
大人が感染した場合には軽い風邪症状で収まるケースが多いですが、
新生児・乳幼児が感染すると重症化しやすい特徴があります。
- 乳幼児の肺炎の原因のうち50%はRSウイルス
- 乳幼児の気管支炎の原因のうち50~90%がRSウイルス
が原因と言われています。
注意!➡ 大人の場合でも、RSウイルスに感染している子供さんを看病している保護者や医療スタッフが、一度に大量のRSウイルスに感染してしまうと症状が重くなるケースもあります。
◎潜伏期間は?
RSウイルスの潜伏期間は、2~8日(その多くは4~6日)と言われています。
発熱・鼻水・軽い咳などの症状が2~3日続くのが一般的とされています。
治るまでの期間は、1週間~2週間弱。(入院した場合は3~4日で改善)
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◎RSウイルスの特効薬やワクチンは?
RSウイルスの特効薬やワクチンは現在のところありません。
重症化した場合なども基本的な治療には、症状を和らげるための酸素吸引・輸血・呼吸管理などです。
重症化リスクの高い乳幼児に等に対しては、医師の判断などで重症化を防ぐための薬なども使われるとのことです。
◎感染経路は?
- 飛沫感染:くしゃみや咳によって、ウイルスを服なんだ飛沫が飛び散り、それが目や粘膜に付着したりすることで感染します。
- 接触感染:ウイルスが付着して、ドアノブ・手すり・スイッチ・テーブル・食器・おもちゃ等を触った手で口や鼻、目などを触るとそこから感染してしまいます。
◎予防や対策のポイントは?
- やっぱり基本は手洗い!
- 咳エチケット!
- 小さな子供さん対策として、おもちゃの消毒等も有効!
【まとめ!】
- RSウイルスは年齢を問わず感染する!
- 2歳までの子供が、ほぼ100%の確率で初感染する!
- 新生児・乳幼児など小さな子供さんが感染すると重症化のリスクが大きい!
- ワクチン・特効薬がない!
【あとがき】
今回の記事を書いて思いましたが、一般的な風邪、新型コロナウイルスとの違いは素人目には解りませんね。
医学的、科学的に分類されている違いということでしょうか。
症状も大人の場合は、一般的な風邪と分類されるような気もします。
ただ、小さなお子さんがRSウイルスに感染してしまうと、重症化のリスクや後遺症が残るなどの事例も報告されているので、その点はとても心配ですね。
あと、特効薬やワクチンも現時点ではないということも驚きでした。
予防策としては、今や新型コロナ対策として日常的になっている感染症対策と全く同じといって良いと思います。
不思議に思ったのは、新型コロナが蔓延してインフルエンザは沈静化したのに、RSウイルスは流行まではいかないものの府内で急増してるのはなんで?ということ。
2つのウイルスは同時に感染しないという記事も読みましたが、RSウイルスに感染すれば新型コロナには同時感染しないのかな?と思いました。
あと、この時期に風邪症状がでたら、普通の風邪だろうがRSウイルスだろうが新型コロナだろうが、いろいろと対処が大変な事になりそうです。
皆さんも、日々の感染症対策に気をつけてお過ごしください。
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