在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

高齢者要注意!【室温差が原因で起こるヒートショックって何?】

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 皆さん、こんにちは。^^

「寒い時期になると、よく耳にするヒートショックをご存じですか?」

うちは父が在宅介護が長かったり、母も高齢なのでこのヒートショックと言う言葉は以前から知ってました。

けれど詳しく説明できるほどではなかったので、深堀して今回記事にしてみたいと思います!

【ヒートショックってどんな現象?】

急激な温度変化によって体に起こる悪影響の事を言います。

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◎もう少し詳しく

冬場に暖房のきいた部屋から、寒い浴室やトイレに行く時など「身体がブルブル震える」ことがありますね?

これは、人間の体が急に下がった体温を調節する為に身体を震わせて熱を作りだそうとしている現象です。

その震えと同時に、体内の血管を細くして血液の流れる量を減らし始めます。

そうする事で人の体は、体内の熱を外に逃がさないように調節する働きがあります。

この一連の血管の動きで、

血管が急激に縮む ➡ 血液が流れにくくなる ➡ 血圧が急激に上昇する!

という事になります。

体の防御反応で収縮した血管は、暖かい部屋に戻ったりお風呂に浸かったりする事で、

血管が急激に拡張 ➡ 血液が一気に流れだす ➡ 血圧が急激に下がる!

という事になります。

これがヒートショックが起こる仕組みですね。

◎血圧の急上昇 ⇔ 急降下は高齢者にとって危険!

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この一連の血管の収縮の繰り返しなどが、高齢者の方や持病のある方にとってはとても危険だと言われています。

特に入浴の際は、身体を洗う際は冷えてしまいますし、湯舟につかると一気に体温も上昇します。

「ただお風呂に入る。」という行動でも、寒いこの時期は血圧が急激に変動します。

健康な若い人の場合は、体が血圧の急上昇や急降下に耐えれると思いますが、持病があったり特に高齢者の方では血圧の急激な変動に体がついていけなくなってしまいます。

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◎浴室で起こるヒートショックでの症状や事故!

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  • 急激な血圧の上昇 ➡ 心筋梗塞・不整脈・脳梗塞・脳出血等
  • 急激な血圧の低下 ➡ 目まい・ふらつき・意識消失による転倒や浴槽での溺れるなどの事故

◎ヒートショックが起きやすいと言われてる人

  • 65歳以上の高齢者(特に75歳以上は要注意!)
  • 病歴:心筋梗塞、脳出血、脳梗塞
  • 持病:不整脈、高血圧、糖尿病
  • 習慣:飲酒してすぐ入浴、食後にすぐ入浴、薬を飲んですぐ入浴
  • 42℃以上の熱いお風呂に首まで長い時間つかる

◎ヒートショックが起きやすい場所

  • 浴室や脱衣所、トイレに暖房等がなくて冬場は室温が低い場所
  • 居間やリビングから、浴室やトイレが離れている場合

【ヒートショックの予防法!】

◎お風呂編

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  • 入浴前と後に水分補給! ➡ 入浴中は汗を多くかいて血液がドロドロになると言われており、その為に血栓が出来たり、血圧や血流の変化を起こす恐れがあります。
  • 食後1時間以上後に入浴! 食後すぐは消化器官に血液が集まる事によって血圧が下がります。そんな状態で入浴などをすると急激に血圧が上がる状況を作ってしますとヒートショックの原因になってしまいます。
  • お酒を飲むなら入浴後に! お酒を飲むと血管が拡張して血圧が下がります。入浴によって急激な血圧上昇によるヒートショックの危険があるうえに、酒酔いによる体の反応や機能も低下しており、転倒や怪我などの恐れもあります。
  • 部屋と部屋の温度差をなくす! ➡ 脱衣所や浴室、トイレなど冬場に寒くなる部屋を暖めておく事がとても効果的だと言われています。なかなか難しいとは思いますが、簡易的な電気ストーブや1番風呂ではなく、2番目、3番目に入浴する事である程度は浴室も室温が上がると思います。
  • いきなり入らずゆっくり暖まる! とくに冬場の寒い時期は心臓から離れた場所から順番に掛かり湯をしっかりとして、体をお湯にならしてから入浴すること。その事で、入浴時の血圧の急激な変動を少しでも抑えることができます。
  • 浴槽の温度は少し低目で! ➡ お湯の温度が高過ぎると心臓に負担がかかってしまいます。38度~40度前後の温度で入浴して体が慣れてきてから熱いお湯で調節しましょう。
  • 浴槽から急に立ち上がらない!急な立ち上がりの動作は血圧を下げてしまい”たちくらみ”を起こしてしまい、つまづきや転倒の原因になります。
  • 家族の見守りが重要!これがとても重要です。高齢の家族が居る場合、その方がご自身で入浴される際には特に気をかけてあげる必要があります。入浴時間がいつもより長くない?物音が聞こえなくなった?など、何かあった際でも早急に気付いて対処する事で助かる事もあります。

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 ※画像は消費者庁リーフレットより引用

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◎トイレ編

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  • トイレに近い場所を寝室に選ぶ! ➡ 物理的に難しい面もあると思いますが、夜中にトイレに起きて移動する際に距離がある分血圧のリスクが増える事になります。
  • トイレに暖房器具を置く! ➡ トイレも浴室同様に冬場に寒さを感じる場所です。安全を十分注意した上で、電気ストーブや電気ファンヒーターなどで暖めると効果があります。
  • いきみ過ぎない!➡ 排便等の際にいきみ過ぎると、心臓への負担がとても大きくなります。特に排便後は血圧も下がっているので、急な立ち上がり等も注意が必要です。

【まとめ!】

  • ヒートショックとは室温等の寒暖差による、血圧の急激な変動により起こる体への悪影響の事!
  • 予防するには、浴室やトイレとの室温差をなくしたり急な動きや行動をしないなどに普段から気を付ける事!
  • 同居している家族の見守り習慣がとても大切です!

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【あとがき】

うちは6~70年のかなり老朽化した店舗兼住宅なので、冬場は隙間風もそこらじゅうから入ってきてめちゃくちゃ寒いです。。

しかも浴室は店舗側の仕事場付近にあるために、露天風呂か?と思うような寒さです。

◎うちでやっている母親のヒートショック対策は、

  • まず自分が1番風呂に入って、高齢の母親はその次。多少部屋が暖まってます
  • 脱衣所的な場所には、入浴する少し前から小さな電気ストーブをつけてあります。場所全体が暖まる事はありませんが、思ってた以上に活躍してます。
  •  入浴前にコップ1杯のお茶を飲む。(水の方が良いかもしれません)
  • 声掛けなどはしませんが、狭い家なので無事なのか物音は気にしてます
  • 寒いからといって、早く暖かい部屋に行く為に急いだり急な動きをしないように言ってます。

と、こんな感じです。

ヒートショックは気温・室温・体調で、いつどんなタイミングで起こるか解りません。

今回、自分で記事にまとめてなんとなく知ってた事が、改めて細かい事まで学ぶ事ができました。

冬場の寒い時期の間は今以上に、部屋の室温差に注意したり血圧の急激な変動リスクに気を付けるようにしたいと思います。

高齢のご家族の入浴の際に、少しでもお役に立てる情報になればと思います。

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