皆さん、こんにちは。
台風14号が日本を横断していた頃、我が家では大変な事態になっていました。
老健に入所中(3年2ヵ月)の父の様態が急変したと連絡がありました。
【突然の連絡で驚きました】
自分の確認のためにも時系列で書かせて頂きます。
16日(金)
施設の介護士さんから連絡があり、父の様子が普段と違うと知らされました。
前日まで、普段通りの状態だったそうです。
- 入所してから3年、初めて食事を残した
- 声掛けをしても、ボーっとした感じで応答が薄い
- 身体の力もあまり入らなくなってる
- 車椅子に乗せてもじっと眠ったままの様子
ほんの数日前まで、スタッフさんとコミュニケーションも取れて食事(普通食)を完食していました。
熱もなくバイタルの数値も全て正常なのでよけいに心配だそうです。
認知機能や筋力的なものでなく、脳血管障害ではないかということです。(推察)
17日(土)
朝に施設から連絡がありました。
声掛けの応答がややましになったかな?というぐらい。
食事はもう自分で食べれなくなってしまいました。
普通食から、おかゆや刻みのおかずなどに変更して頂いたようです。
さらに食事や水分を飲み込む力が急激に落ちているそうです。
2人がかりで誤嚥に注意しながら食事させてもらってます。
18日(日)
朝に連絡がありました。
持てなかったフォークやスプーンがなんとか持てるようになったとの事でした。
ですが、すくった食事を口まで持って行くことができません。
頭の方や顔の方へと、頭と動作が一致してないそうです
やはり食べさせてもらわないと無理でした。
19日(月)
朝に連絡がありました。
父の今後についての相談でした。
ということは・・、看護師、介護士、他スタッフの判断では今後かなり厳しい状況になるかもしれないという事でした。
20日(火)
お昼頃に連絡があり、とりあえず現状維持で変わらずという事でした。
◎展開が急過ぎて動揺する
いつかはこういう日が来る事は、家族も覚悟してました。
今お世話になってる施設には、これまで本当に良くしてもらってました。
「このまま最後までこの施設でお世話になれたらな・・」
と、母とも以前から話していました。
今の状況だと、次第に口からの食事が出来なくなってしまうかもしれません。
老健では点滴も限られています。
可能性的には誤嚥性肺炎になってしまうか、衰弱してしまうかというお話でした。
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◎延命措置はしないでください
ここからかなりリアルな話になってきます。
施設に入所する際には、たくさんの同意書や契約書にサインをします。
その中に「延命措置はされますか?」というものがあります。
うちの場合、「延命措置はしないで下さい。」と伝えてあります。
老健には、看護師さんやドクターも居られますが治療的な事はかなり限られています。
実際に延命措置や延命治療を受けるとなると、施設を出て病院に移る事になります。
治療等が上手くいったとして退院する頃に、はたして今の施設に戻れるかは解りません。
それに、延命する事が本当に父や自分を含めた家族にとって本当の幸せ?とも思います。
◎施設で看取りまでしてくれます
約3年前に入所した時には、施設での看取りはやってませんでした。
ですが現在では、看取りまでやってもらえるそうです。
今週の24日(土)に看取りについての誓約書(契約書)を書きに施設に行ってきます。
その時に、父の顔が見れるようにしてくれるそうです。
実際の顔を見るのは、何年何ヵ月ぶりでしょうか?
コロナ禍になってずっと、面会中止が続いているので。
この時が生きてる父の顔を見れるのが最後かもしれませんね。
家族に見せる為に動画に収めてきます。
◎恐らく死に目には会えない
今後、様態が好転する可能性は低いと思います。
それはもう家族も覚悟しています。
恐らく施設で亡くなる形になって、葬儀に入るまでは会えないと思います。
【あとがき】
話の展開が急過ぎて戸惑ってはいますが、現実を受け止めて進んでいくしかないです。
延命措置はしない、治療もしない、と聞いて「冷たい息子やな!」と思われても仕方ありません。
在宅で16年、介護施設で3年、もう父の介護は十分やってきたかなと母と話してます。
家族関係や介護の度合いなどは、家族ごとに全く違います。
うちの父に関しては、もうやりきった感じです。
正直、実際にもう2年以上顔を見てないのであまり実感もありません。
毎週(月)に洗濯物を取りに行ったり事務手続きの更新などだけでした。
ここでいつものポジティブ思考なら、きっと良くなる!と言いたいところですが今回は違います。
父は79歳で、くも膜下出血・脳梗塞2回の歴があります。
半身麻痺、言語障害、重度の尋常性乾癬で長い間頑張って生きてくれました。
まだ亡くなってもないし縁起でもない話に聞こえるかもしれませんが。
若い頃は死ぬほど大嫌いだった父親でも、最後は「ありがとう。」って言いたくなるのなんででしょうね。
16年間の在宅介護中は、ホントに自分の人生を諦めてました。
今思い返しても地獄のような長い長い日々の連続でした。
けれど今の自分があるのは両親のおかげだと改めて思ってます。
父が生きる残りの期間、何もしてやれないのが残念です。
またブログの方でお知らせさせて頂きます。
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