皆さん、こんにちは。^^
今日は「カビ」について、クリーニング店目線でのお話をしたいと思います。
ご存じでした?
スーツは革製品の次にカビが生えやすいんですよ!
- 冠婚葬祭用の服を久々に出したらカビが生えてた!
- 長い間しまってあったら、なんだかカビ臭い!
こんな経験された方も多いんじゃないでしょうか?
カビの予防方法なども紹介してありますので、是非ご参考にして頂ければと思います。
【お客様での実例!】
先日、お客様がゲリラ豪雨に打たれて全身ずぶ濡れになってしまいました。
その際に、濡れたままのスーツを干さずに濡れたまま洗濯カゴへ押し込んでいました。
うちが集配に伺うまで2~3日の間があったため、スーツはまだ濡れたままの状態で全面にカビがついていました。
さらに濡れたまま押し込んであったので、シワやカビの匂いもひどくなってしまいました。
その際の⇩ツイート⇩です。
お客さんに20世紀梨頂きました🙌
— aki (@closemania) September 12, 2022
①ゲリラ豪雨でスーツがずぶ濡れに
②集配に伺うまで洗濯カゴに放置
③伺った時にはまだ濡れたまま
④シワくちゃカビだらけの状態
⑤ウール100%でも水洗いする
⑥大変な作業でなんとか綺麗になりました👍
そのお礼との事です😌#クリーニングhttps://t.co/cVbFe6JDyD pic.twitter.com/d2Zm83zhfQ
【繰り返されるカビカビ!】
そしてまた今日も同じお客様からカビだらけの別のズボンのクリーニングがでました。
正面が膝辺りまでカビが付いてしまってます。
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⇩クリーニング後のズボンがこちら⇩
ウール100%ですが水洗いしています。
アイロン仕上げ前でシワがありますが、カビは綺麗に取れました!
◎カビの原因は何?
実はこちらのお客様に出して頂くクリーニングには、カビが付いてるが度々あります。
恐らく衣類の保管方法や、濡れた時の取り扱いが間違っているのかなと思います。
毎回お知らせさせて頂いてますがなかなか・・
◎カビが生えない対策はどうすれば?
- クローゼット内の湿度や換気に気を配る!
- クローゼットに衣類を詰め込み過ぎない!
- 衣類は濡れたまま長い時間放置しない!
➡ポイント!
クローゼットの中に湿気がこもらないように気を付けましょう。
定期的に扉を開けて換気したり、除湿剤などを使って湿気がたまらないようにしましょう。
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【スーツはカビが生えやすい!】
スーツの素材の多くはカビの大好物と言われています。
- 羊毛(ウール)、綿、麻、絹(シルク)など
※ポリエステルなどの化繊の場合でもカビは発生します。
これらの素材がカビの栄養となってしまい、カビが生えてしまいます。
◎汚れや汗もカビの原因!
スーツを着た時の汚れもカビの原因になります。
- 食べこぼしや飲みこぼしなどの汚れ!
- 汗をかいた時の皮脂汚れ!
これらも素材と同様にカビの栄養となり、カビが生える原因になります。
◎スーツの取り扱い注意点!
- 同じスーツを毎日着ない!
- 1日着たスーツはすぐにクローゼットに入れない!
- 使ってないスーツも風に当てたり陰干しする!
- 雨の日に着たスーツはしっかり湿気を吸っているので要注意!
スーツは思ってる以上に湿気を含みやすい衣類なので注意が必要です。
これらのような些細な事の積み重ねで、大切なスーツをカビから守ったり長持ちさせる事ができると思います。
➡ポイント!
※クリーニングから帰ってくる時のビニール袋は保管用ではありません!
これはお店からお客様の家まで汚れ等が付かないようにするためだけの物です。
このビニール袋に入ったまま長期保管していると、気温の変化や湿度でカビや変色の恐れがあるので注意して下さい!
【もし衣類にカビが生えたらどうすれば?】
早目にクリーニング店へ持っていき相談して下さい。
たいていのクリーニング店なら上手にカビを取ってもらえると思います。
※カビの具合や大きさなどにより料金は変動すると思います。
ネットで検索すれば、「おうちで衣類のカビ取り!」などのライフハックもたくさん紹介されています。
ですが上手くカビが取れずに失敗してしまったり、衣類を痛めてしまったりしては元も子もありません。
信頼できるクリーニング店へ、早く持って行く事をお薦めします。
【あとがき】
今回は衣類に付いたカビについてのお話しでした。
カビは衣類への被害だけでなく、人体への健康被害も十分に考えられますので注意が必要ですね。
スーツに付いて詳しくお知らせしましたが、基本的には衣類全般で言える事だと思います。
今回の記事が少しでもお役に立てればと思います。^^
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