在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

新しい税金がスタート!【年間1人1000円の森林環境税って何やねん!?】

       

皆さん、こんにちは。^^

今日は今年度から新たに導入された「森林環境税!」について自分も学びを深めつつお話していきたいと思います。

年間1人1000円の増税なのに、実質は税金増えてない?なんてニュースでやってましたよね・・また怪しいカラクリなのか?

これについても解説してあります。

6月になると、住民税決定通知書が届きますよね?

そこに新しい項目として、森林環境税¥1000が追加されています。

  • 会社員の方は給与明細に記載されています。
  • 自営業等の方は自宅へ郵送されてきます。

【そもそも森林環境税って何?】

簡単に言うと、自治体が森林整備などに使う財源にあてるために徴収される税金の事です。

森林や環境整備の為に使われる税金という事ですね。

森林環境税は、地方自治体が徴収するかたちになりますが国税というくくりになります。

➡国に支払う税金だけど、徴収は自治体が行うという事です。

  • 金額は1人当たり1000円!
  • ※住民税均等割りと合わせて徴収されます!
  • 2024年(令和6年)度から開始されます!
  • 対象者は納税者約6200万人!(住民税非課税は対象外)

※住民税均等割は全員一律に5000円徴収されています。住民税所得割というのは、所得によって徴収金額が変動します。

◎国の税収総額はおいくら万円?

税収見込みは年間で約620億円!

6200万人から1人1000円徴収すると、こんなすごい金額になるんですね。

この莫大なお金を上手く使っておくれー!

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◎森林環境税ができた理由は?

  • 林業の担い手不足問題の深刻化!
  • 所有者不明の山林や土地の増加問題!
  • ※パリ協定の目標達成!

※パリ協定は地球全体で温室効果ガスの削減を目指す取り組みです。

これらの問題に対応する為に、安定的な財源を確保する目的で新たに森林環境税として導入されました。

◎税金の流れが解り易い図!

この図を見て頂くと、なんとなくでも税金の流れが解ると思います。

私達が支払った森林環境税は市町村➡都道府県別➡国へと流れていき、再び国から森林環境贈与税と言う名前に変わって住んでる自治体へと戻ってきます。

➡ポイント!

実はこの森林環境贈与税というのは、すでに2019年から始まっていました!

え??じゃあこの財源はどこからきてたの?

それは、国庫(国の特別会計)から出ていました。

森林環境税とは、これまで国が払っていた分を今年度から国民が負担する形に変わったものなんです!

◎年間1000円の増税でも実質負担は変わらない?

冒頭にも書いたように、今回の森林環境税で年間1人1000円の増税になります。

ですがその代わりに、これまであった※復興特別税:年間1人1000円が無くなります。

※復興特別税は東日本大震災の復興のために使われる財源となっていました。

という事は、金額的には増税はされてないってことになります。

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◎森林環境税の使い道はどうなってるの?

気になるのは、森林環境税の使い道ですよね?

実質増税はされてないとはいえ、自分達が払っている税金がどう使われているのは気になるところです。

一例としてあげられているものは、

  • 市町村による間伐や森林整備等の実施
  • 重要インフラ施設周辺の森林整備
  • 小学校の内装木質化の実施
  • 林業アカデミーによる人材育成や確保

これら森林整備等に上手に税金が使われるなら、納得がいく気もしますが・・

◎ここが気になるポイント!

ただ!気になる点もやっぱりあります。

この森林環境税は山や森などがほとんどない自治体にもお金が分配されています。

国から自治体へ分配される、森林環境贈与税はこのような分配基準になっています。

これらの割合などを考慮して決められるようです。

とういことは?

たとえば森林や山がほとんどない大都会でも人口がとても多い自治体などにも多額の森林環境贈与税が分配される仕組みになってしまっています。

例①

森がほとんどない東京都渋谷区では、3年間で約4600万円ものお金が分配されています。

森も山もない渋谷区はこのお金どうしてるの??

➡使い道がないため、全額基金に積み立てているとの事です・・

例②

地方の小さな自治体などでは、管轄部署に人員がわずか数名などでせっかくの大金が分配されてもうまく利用できないままになっているケースもあるようです。

【あとがき】

と言うわけで、今回は少し難しい?というか納得できるようなできないようなお話でしたね。

結論としては、

  • 今年度から森林環境税として年間1人1000円徴収されますよ!
  • でも復興特別税¥1000がなくなるので実質増税にはなりませんよ!

という事ですね。

金額としては増税にならないとはいえ、森林環境税が自分達の暮らしにとって本当に有効活用されいるのか?は疑問が残る部分もありますね。

それは他の多くの税金をみてもそう思います。

たかが年間1000円とは言え、支払った税金がなんで徴収されるの?どう使われてるの?という事に興味を持つキッカケになればと思います。

今回の記事が、何かのお役に立てれば幸いです。^^

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