皆さん、こんにちは。^^
今回は久々の衣類クリーニング関連の注意喚起です。
ベロア生地(ベロア調素材)というのを聞いた事があるでしょうか?
ユニクロを始めファストファッションなどでも多く使用されています。
見てもらった方が早いので画像を載せておきます。
※ユニクロHPより参照
レーヨン、綿、ポリエステルなどいろいろな素材でできており、光沢があり柔らかな肌触りが特徴です。
【どんなトラブルが起こるの?】
⇩拡大画像⇩
着ているあいだや洗濯の際に部分的に強い力などが加わると、織り込んである毛が抜けてしまう事があります。
画像のスカートは下地が見えてしまってますね、だいぶ使い込んである感じもあります。
◎毛の脱落のしくみ!
画像のように表面に出ている毛(パイル)が抜けてしまう事でトラブルになってしまいます。
織り方にもV型・W型などがあり、W型の方がより強度的には強いと言われます。
この辺りはコスト面や価格に反映されてるように思います。
広告
◎原因は?
考えられる原因は先にも書いたように、
- 強い力が部分的に加わった事!
- 経年劣化による生地や糸の劣化!
- そもそも製品としての低品質が原因!
◎事故防止対策はあるの?
まずクリーニング店側として気を付ける点は?
- ベロア調素材の衣類は受付時にしっかり検品する!
- 洗う事によって毛が抜けたりする可能性を説明する!
消費者として知っておくべき点は?
- ベロア調生地は毛の抜けなどのトラブルが起きやすい事!
- クリーニングに出す前に確認して下さい!
※ベロア素材の衣類は取り扱いが難しい事もあって、店によっては料金が高くなる事もあります。
◎家庭で洗う場合は?
- 洗濯機で洗うならネットに入れて短時間で弱洗い。
- できればバケツなどで優しく手洗いするのが良いと思います。
※衣類の内側にある洗濯表示で家庭での水洗いが可能な素材に限ります。
【あとがき】
一般的にはベロア調素材は比較的お手頃な衣類で使われているように感じます。
購入の際には部分的にベロア調素材が使われていたりと、デザイン優先の衣類には十分注意が必要です。
1~2シーズン着倒したら処分!ぐらいが良いのかなと思います。
ファストファッション系のベロア調素材をクリーニングに出したら買うより高くつくかもですね。笑
というわけで、今回はベロア調素材の注意喚起でした。
今回の記事が少しでもお役に立てればと思います。^^
?