在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

コロナウイルス対策【次亜塩素酸ナトリウム消毒の注意点!】

              f:id:ankinchang:20200227180117p:plain

皆さん、こんにちは。^^

◎アルコール系の消毒用品がまだまだ不足の状態が続いてますね。

バラエティ系のニュース番組で、アルコール消毒関連商品が手に入りにくいので、代わりとして塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)の漂白剤などを希釈して使う方法が紹介されてました。

「塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)の薬品を消毒に使う場合は正しい知識と注意が必要です!」

番組では、簡単な説明の後に「ご使用の場合は十分注意して下さい。」と投げっぱなしな感じでした。もう少し解り易くと思って自分でも調べてみました。

【次亜塩素酸ナトリウムとは】

一般的に塩素系漂白剤と呼ばれる物の主成分です。(キッチンハイターなど)

クリーニング店でも、次亜塩素酸ナトリウムの原液を用途に応じて希釈して温度を調節して使用してます。プロでも使用には十分気を遣う薬品です!

【注意すべき点】

  • 使用する際は、手袋等を着用して直接原液が触れないように気を付けて下さい。原液が付いた場合はすぐに流水でしっかり洗い流して下さい。
  • 酸性の洗剤・薬品と絶対に混ぜないで下さい!見たり聞いたりした事があると思います、「混ぜるな危険!」です。
  • 次亜塩素酸ナトリウムは強力な薬品です、その強さのせいで対象の材質を劣化させてたり、腐食させたりする恐れがあります。特に金属製品(ドアノブなど)には注意が必要で、サビや変色する事があります。
  • メラミン食器類は変色してしまうので使用できません。
  • 次亜塩素酸ナトリウムは、空気・熱・光に対して不安定で、塩素が分解されてい殺菌力が低下します。

【一般的な次亜塩素酸ナトリウム希釈液(200ppm)の作り方】

f:id:ankinchang:20200227190420p:plain

◎用意するもの

  • 500mlの空きペットボトル、蓋つき。
  • 塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
  • ゴム手袋:時計や指輪などの金属類は腐食の恐れがあるので、外したほうが良いです。
  • キッチンペーパー等

◎250倍希釈液(200ppm)の作り方

  • 500mlペットボトルに、ペットボトルキャップの半分まで塩素系漂白剤をいれてまぜると完成です。1ℓでキャップ1杯と覚えておくと良いですね。

◎使用方法

  • キッチンペーパーなどに希釈液を染み込ませて、ドアノブ・手すり・おもちゃ・家具などを拭いていきます。10分程したら清潔な濡れタオルなどで水拭きします。しっかりと水拭きする事が重要です!
  • 塩素の成分が残っていると腐食等の原因になります。

 広告

 

【まとめ】

  • 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)の希釈液での消毒作業には、注意が必要ですアルコール消毒のように手軽ではありません。
  • インフルエンザウイルス、ノロウイルスには有効とされています。
  • 手指、身体には直接使用できません。
  • 酸性の洗剤・薬品と混ぜると、有毒ガス発生して非常に危険です。
  • 希釈液を作ったり使用する際は手袋等を着用して、注意しての作業が必要です。
  • 使用する用途によって、消毒後にしっかり水拭きするなど多少の手間がかかります。
  • 効果が薄れるので希釈液の作り置きはNGです、液体は透明で誤飲の恐れもあるので残ったら処分がお勧めです。

※と、こんな感じですが・・希釈液自体は簡単に作れますが、使用方法などいろいろ面倒な点もありますね。

作業の際に洋服に濃度が高い薬品が付いたりすると一発で色が落ちたりするので、汚れたり変色しても良い服に着替える事をお勧めします。

◎アルコール消毒と上手く使い分けて利用すれば良いかなと思います。 

  

ブログランキング・にほんブログ村へ

?