在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

クリーニング【シームレスダウンについての認識を再確認しよう!】

          

皆さん、こんにちは。^^

今日はシームレスダウンについてのお話です。

これまでにもブログでダウンジャケットに関しての記事をいくつか投稿してきました。

宜しければ、⇩こちら⇩もご覧ください。

【シームレスダウンってどんなの?】

改めてシームレスダウンについて簡単に説明します。

シーム(縫い目)+レス(ない)=縫い目がないという意味です。

なので縫い目のないダウンジャケットという事になります。

全ての箇所に縫い目がないわけではありませんが、限りなく縫い目を減らす事で機能性を高める新技術になります。

◎メリットは?

縫製による針穴が無くなる事で多くのメリットがあります!

  • 撥水
  • 防風
  • 軽量化
  • デザイン性向上

一番のメリットは針穴がないため温かくなった空気が外に出にくいことかなと思います。

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◎デメリットは?

消費者の皆さんにとくに知って欲しい点が、この重大なデメリットになります。

シームレスダウンは縫製の代わりにポリウレタン樹脂による圧着が技術が使われています。

このポリウレタン樹脂による圧着には寿命があるということ・・

ポリウレタン樹脂の寿命は約3年と言われています!

これはシームレスダウンだけではなく、ポリウレタン樹脂を含む全ての衣類に言えることです。

今では当たり前に使われているストレッチ素材もポリウレタンの繊維が使われています。

「ストレッチの効いていたズボンの膝が元にもどらない?」なんてこと経験ありますよね。

それはポリウレタン繊維の劣化により伸縮性が失われたからです。

さらに言うとポリウレタンを含む商品は、商品が販売されてから3年ではなく製造された(生地ができた)段階からです。

⇩こちら⇩の記事でポリウレタンについて詳しく説明しています。

◎約3年で劣化の理由は?

約3年と言うのはおおよその表現で、実際には2年程でダメになってしまったり5~6年経ってもなんともないものもあります。

衣類の使用状況や保管環境などにより劣化の進行は違ってきます。

衣類の内側の洗濯表示タグを確認してみて下さい、ポリウレタン素材を使った商品は大手メーカ製のものなら商品の経年劣化についての記載があると思います。

ポリウレタンの劣化原因として言われているのは、

  • 空気中の水分!
  • 熱などの温度変化!
  • 紫外線!

どれも日常生活で避けることができないものばかりです。

新品で着用していなくても劣化は進行するということです。

【購入する際はよく考えてから!】

シームレスダウンは今季のユニクロでも販売されています。

1万円台のものから高級ブランドの数十万円以上するものまでさまざまな価格帯で販売されています。

値段が高いから頑丈?高級ブランドは劣化しにくい?当然そんなことはありません、素材としてのポリウレタンの劣化は変わりません。

シームレスダウンを購入する際には、しっかりデメリットを知って納得した上での購入をお薦めします。

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◎中古品などは特に注意が必要!

メルカリ、ヤフオクなどの中古品やアウトレットの旧モデル新品には十分な注意が必要です!

着用回数が少なく綺麗だったり、新品のアウトレットでも経年劣化により見えない部分でのポリウレタンの劣化は進んでいると考えて下さい。

自分が手にした時には、製造されてから何年経ってるかなんて解りませんよね。

◎シームレスダウンの剥離例!

圧着部分が剥がれてしまうと、ちょっとみっともなくて着れませんね。。

【まとめ!】

  • シームレスダウンには約3年という寿命がありますよ!
  • シームレスダウンの中古品やアウトレット品の購入は十分注意を!
  • 高級ブランドのシームレスダウンでも経年劣化はします!

【あとがき】

というわけで、今回はシームレスダウンについてのお話でした。

うちでもシームレスダウンはたまに出ますが、その度にトラブル防止のため時間をかけて説明させて頂いてます。

  • そもそものポリウレタンの劣化の話やダウンとしての寿命!
  • クリーニングする事による接着剥がれの可能性!
  • 料金が割高になることのご理解と納得!

「それでもお願いします。」「じゃあやめておきます。」などお客様の判断もいろいろです。

シームレスダウンのクリーニングは水洗いのみです、接着が剥がれてしまう為に石油系溶剤で洗うドライクリーニングはできません。

クリーニングに出す際は、きちんとシームレスダウンの取り扱い知識のある店舗に相談して下さいね。

シームレスダウンは受け付けてくれない店舗も恐らくあると思います、それは破損トラブル(弁償等)のリスクと料金のバランスが取れないためだと思います。

今回の記事が少しでもお役に立てればと思います。^^

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