在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

ブログ開始【初めましてのご挨拶。】

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皆さん、初めまして。^^

大阪在住、現在48歳の aki です。

自営で小さなクリーニング店をしています、自宅兼店舗に機械設備がある昔ながらの店舗です。

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以前は8年間ほど歯科技工士をしていました。17~8年程前に父の体調不良・病気(くも膜下出血・脳梗塞2回)の後遺症(まだ在宅介護前)をきっかけに家業のクリーニング店を継ぐ事になりました。 

昨年の7月に在宅介護を母と自分で16年間続けてきた父が老健(介護老人保健施設)に入所する事になりました。

現在もいくつか特養(特別養護老人ホーム)には申し込みしていますが、皆さんもご存じの通り順番はなかなかまわってきません。今までに2件特養の空きがあるという事で施設に出向きお話を聞いてきましたが、毎月の費用面で到底入所できる所ではなかったです。

「”特養は費用の安い施設”と勝手に思いこんでしまっていたようです。」

なので現状の家計で入所できる場所となると・・いつ入所の順番がくることやら。 

介護中の期間というのは、本当に想像を絶するような大変な日々の連続でした。介護の始まった当初から何かが好転することはほとんど無く、少しずつ悪い方向へと進むだけでした。自分の仕事のこと・精神的なこと、父の身体こと、毎月かかる費用のこと、保険料や制度などなど。 

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「 介護 」 

という言葉は、世間一般でメディア等でも簡単に使われてる言葉ですが、実際に介護に携わる家族や、それらを仕事にされてる方々にとっては本当に重くのしかかる言葉で、介護を経験した事のある人にしか解らないですし、各家庭・各個人によって介護の状況・難しさはさまざまに変わります。

【介護には外側からは目に見えない辛さや厳しさ思いがあります。】

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肉体的にも精神的にも経済的にも日に日に消耗して疲弊していきます。

気が付けば生きてきた人生の3分の1を父との介護生活が占めてました。 

在宅介護が始って16年目から17年目に入るぐらいの頃、自分も母も精神的・肉体的に限界がきていました。なんとか仕事をして生活はしてるものの”生きる気力”も”生きてる意味”も失ってました。

ただただ今日1日が早く終わって欲しい、それだけを考えて毎日を過ごしてました。

そんな時、担当のケアマネさんが「老健の空きができたので、現状打開の為にも、まず3か月入所しみせんか?」と言って下さり。3か月なんてすぐやろ・・3か月ごとの大量の書類等提出・手続きと申請が面倒で迷ってましたが、もう限界だったので入所してもらう事を決めました。

特養の空きを待つという形で現在入所6か月が過ぎました。老健は基本は3か月の入所ということなのですが、うちの家庭の状況や長かった在宅介護生活を考慮して頂いたのか「希望される特養が見つかるまで居て頂いて大丈夫です。」と言って下さり、嬉しくて言葉もありませんでした。 

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父が入所してから半年が経過して生活も気持ちも落ち着いてきたので、今までの経験や思う事を記事にして見て頂いた方々に少しでも参考になる事をシェアしたり、ご相談になったりする事で微力ながら応援ができればと思います。 

介護の辛さ・大変さは介護を経験した者にしか解らない現実が多くあるように思います。介護が始まった頃にこんなブログがあれば見たかったと自分が思えるようにしていきたいと思います。 

「それでは、宜しくお願いします。^^」

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