在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

在宅介護【要介護4でのポータブルトイレ事情。】

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皆さん、こんにちは。^^

父の介護が始まった頃、介護保険を使い木製フレームのポータブルトイレを購入しました。

当時は【ポータブルトイレ】の存在すら知りませんでしたし、保険を使わないと到底購入できる金額とも思いませんでした。

かなり昔だったので、確か当時は15万ぐらいだったかな?最近は同じような木製タイプでも、かなりリーズナブルになっていて衝撃でした。

もっと安いプラスチック製フレームの物もありましたが、長く使える事と父が物に八つ当たりする事が多い(元気な頃から)のですぐに壊してしまいそうだったので。

木製フレームにプラスチックの内側のフレーム、そこにバケツタイプの用を足す部分、座るところはクッション素材のシート、そんな簡単な作りです。小だけの時は尿瓶にしていました。 

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このポータブルトイレと尿瓶の掃除が毎日大変なこと。。

1年365日、一日何回掃除する事か。。用を足した後は内側のバケツや尿瓶をトイレに行って流すというのは1日数回の作業ですが、毎回うまく用を足せるわけではないで、トイレ本体の外側・内側のフレームまで汚れてしまったり座るシートの部分が汚れたり、床のカーペット部分まで汚れたりで、

「1日に何回掃除すんねん!」

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尿瓶を使う時も、やはりこぼしてしまったりするので、不織布のカーペットやビニールシートを何層にも重ねて対策したり、いろんな方法を試していました。幸いうちはクリーニング店なので裏の洗い場スペースにトイレ丸ごと持って行って丸洗いしたり、消毒したりできました。

カーペットや防水シート、ブルーシートも頻繁に洗ってました。普通の家庭ではこの作業は困難なので恵まれてたのかなぁと。拭き掃除や消毒液だけではとうてい追いつきません。

部屋自体にトイレ臭がするので、日々匂いとの闘いでした。

  • トイレ用消臭剤
  • ファブリーズは置き型&スプレータイプ併用

それでも使用していくうちに、経年劣化でカーペット類もボロボロになり(洗いすぎ)トイレのフレームからクッションシートまで劣化していきますし、どんだけ綺麗にしていても汚れや匂いも落ちなくなっていきます。

クッションのシートだけでも交換しようと思いましたが、やはり高価だったので先延ばしになってました。

7~8年間使用した頃、ご近所さんが同じタイプのポータブルトイレを購入したものの使用者の方が病院に入られるとの事でほぼ新品の物を譲って頂けました。

これは本当に助かりました。偶然メーカーも同じ物だったので互換性もあり大事に使わせて頂きました。 

尿瓶はこの16年でいったい何個買ったかわかりません。1個新品の予備が残ったままです。

尿瓶は頻繁に洗って綺麗にしているつもりでも、すぐに色や汚れが付いて匂いがきつくなります。

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介護の中でもトイレに関しての事ってすごく重い負担になります

匂いや処理の事もありますが、

  • バケツに入れる液体消臭剤(ブルーレットみたいな)
  • 部屋用消臭剤
  • スプレータイプの消臭剤(ファブリーズみたいな)
  • トイレットぺーパー
  • その他の消臭・消毒関連品
  • 敷物類の買い替えと交換

と、トイレ関連の消耗品はかなり経済的な負担でした。

今年の始め頃にはもう動く方の手を使って手すりを持ってポータブルトイレに座る事もできなくなってきたので、だんだんとオムツへと移行していきました。

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「オムツになった頃からのトイレ関係の介護の負担倍増がすごく大変でした。。」

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