皆さん、こんにちは。^^
「エシカル消費と言う言葉を聞いた事がありますか?」
今朝読んだ記事に「エシカル消費」と書いてあり、恥ずかしながら見た事も聞いた事も無かったので意味が解りませんでした。。
ですが少し調べてみると、「エシカル消費」と言う言葉自体もここ数年で日本でも使われるようになった言葉のようです。
➡ なので、今回は「エシカル消費」について簡単にまとめてみます!
【エシカル消費ってそもそも何?】
エシカル(ethical)とは、直訳すると「倫理的な」と言う形容詞です。
ん?知ってるようでちゃんと知らない言葉「倫理的」!
◎倫理的とは?
解り易く言うと、
- 法律で決められてはいないけれど、良識的に考えて正しいこと。
- 社会的に模範となるようなこと。
◎エシカルの考え方
社会的模範と意味も含み、地球環境・人・社会・地域に配慮した考え方です。
【なぜエシカル消費が注目されてるの?】
地球規模、世界的な緊急問題として次の事が挙げられています。
- 気候変動
- 人権問題
- 貧困問題
とてつもない規模であるこの問題・課題を同時に解決していく手段として、人・社会・地球環境に配慮して倫理的に正しい消費活動を行う事を「エシカル消費」と言います。
そしてこの「エシカル消費」いう考え方が、この大きな3つの問題に対して有効であると言われています。
◎人は皆が消費者
社長さんも、サラリーマンも、主婦も、学生も、子供も、皆が消費者です。
日常の暮らしにおける買い物時に、この「エシカル消費」を少し意識するだけで世の中に貢献できるという事になります。
- フェアトレード
- 地産地消(地域生産➡地域消費)
- 地域応援消費
- オーガニック
- 障がい者支援商品
- 伝統工芸
- 寄付付きの商品
- リサイクル
これらの言葉は、エシカル消費の枠組みに入ります。
皆さんも見聞きした言葉がいくつかあると思います。
日々の何気ない消費行動の際に少し物の見方・考え方を変える事で、私達個人レベルで出来るとてもシンプルで行動を起こしやすいアクションです。
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◎エシカル消費の具体例
エコロジー(地球保全活動)と重なる部分も多くありますね。
- 買い物の時はマイバッグなどを持参する。
- 必要な時に、必要な分だけ買い物をする。
- エシカル消費に関連する認証ラベルやマークのある商品を購入する。
- 福祉施設で制作・販売されている商品を購入する。
- 地産地消(地元商品)、災害被災地の現地産品を購入する。
- 食品ロス、食べ残しを減らす。
【エシカル消費が必要な理由の1つ】
➡ 世界の不公正・不平等な現状があります。
自分達が今日食べた物、今着ている服が、
- 誰が?
- どこで?
- どうやって?
作られているのかを、自分も含めて知っている方は少ないと思います。
ニュースで見聞きしたことありませんか?衣類の原料となる綿(コットン)、チョコレートの原料(カカオ)、コーヒー、紅茶などの多くは発展途上国で作られています。
その生産活動の見えない背景には、
- 環境破壊
- 児童労働
- 労働搾取
- 劣悪な労働環境
が行われていると言われています。
自分達が普段何気なく着ているファストファッションブランドの現地工場や、世界的に有名なブランドの工場ですら、途上国の現地労働力が不可欠となってる現実もニュースやネットで知りました。
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【自分達には何ができるのか?】
自分達でも「エシカル消費」ができるのか?
これまでの説明を読んでも、安易に「よし、明日からエシカル消費に切り替える!」なんて事は現実的に難しいです。
全ての消費活動を、「エシカル消費」にするのは無理だと思います。
けれど、その中でも自分のお気に入りの服やこだわりがある食べ物に、
たまには!
- オーガニックコットンの衣類を買ってみる
- フェアトレードのチョコやコーヒーにしてみる
- 地産地消の野菜に変えてみる
など、小さな出来る事から始めれば良いのかなと思いました。
その消費行動が、世界規模に影響を与えてるのか?となると難しいかもしれませんが、自分の小さな「エシカル消費」の行動が、自分自身の新しい発見や満足感のある暮らしに繋がれば良いなと思います。
◎世の中も気付けばエシカルな暮らしへ
いざ自分の日常で「エシカル消費」を取り入れようとすると身構えてしまいますが、世の中的には日常でもすでに始まっています。
- 電球が、長寿命でエネルギー効率の良いLEDへと
- ガソリン車が、ハイブリッド車や電気自動車へと
- 通販等で、産直の特産品をネットで購入するのが一般的に
これらは「エシカル消費」が一昔前に比べて世の中に普及してきている結果です。
【あとがき】
今回の記事を書いて思いました、エシカル消費と言う考え方はもちろん正しいと思います、けれど実行するのは簡単ではないとも思いました。
うちはクリーニング店です、規模は小さい店舗ですが一般家庭よりも日常的に洗濯排水が多いです。
必然的に使う水の量も洗剤の量も多くなります、これを地球環境に優しくする為に水量を減らしたり環境に優しい洗剤に変えることはコスト的には無理な現実もあります。
けれど他に出来る事もあります、それはまず「エシカル消費」についてもっと勉強して知る事!見聞きする事!
まずはそこから始めようと思います。
まず1人が始めないと何も始まらない、自分も今日見知らぬ誰からから教えてもらった「エシカル消費」を伝えたいと思い記事にしました。
今回取り上げた「エシカル消費」と言う言葉が、少しでも広く伝わればと思います。^^
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